フィルムラッピング - 創る・作る・造る電脳工房のホームページ

曲線部分が終わったら直線部分を貼ります。
フィルムが重なり合った段差部分は、水や埃が浸入して割れや剥がれの原因になりやすいので、暖めながら丁寧に重ね合わせてください。
最後に、周囲を整えて完成！です。フィルムを巻き込むことにより、剥がれに対して強くなっています。

ドライヤーで暖めながら曲面部分を巻き込んでいきます。無理をせず画像のようにスリットを入れて作業をした方が仕上がりが良い場合が多く、冷めたあとでフィルムの反発に接着剤が負けて剥がれるようなこともありません。
髪のセットと同様に、熱いときに引っ張り、冷めてから押さえている手を離すのがコツです。
引っ張りすぎると伸びて色が薄くなってしまうフィルムもありますので注意してください。

次に、ベース紙を剥がしてパーツに接着します。このとき、接着面を触ると手脂で接着が悪くなるので注意してください。出来るだけ外周の剥がれにつながる部分を避け、指先に水を付けてくっつかないようにするのも手です。
ダイノックはエア抜きがし易いように設計されていますが、通常のカッティングシート(マーキングフィルム)は状況に応じて水貼りをしてください。

まずはパーツの洗浄です。油分は大敵ですからシリコンオフ等を使って、しっかりと落としてください。
次にフィルムを粗裁ちします。画像はチェーンガードですが、このようなパーツは外周から15～20mm以上、大きめに裁ち落としてください。あまり大きすぎると余計な所に接着してしまい、扱いが悪くなります。

最後まで目を通してくださいまして有り難うございます。ささやかなお礼ですがフィルムでパーツを上手にラッピングするポイントを幾つか挙げておきますので、参考にしていただけると幸いです。

ワンポイント　
フィルムを暖める加減は経験あるのみですが、目安として「暖めている最中に急にふにゃっとするとき」があります。それ以上暖めるとベロベロと伸びてしまいますし、それ以前ですと曲面に沿いにくくなります。その「ふにゃ」っとなる合図をお見逃し無く！

画像は、限定車のシート張り替えを行った時に、表示が消えてしまったお客さまからのオーダーで製作した物です。詳細は左の画像をクリックし、「塗装用マスキング」のご案内をご覧ください。
塗装用マスキングはフィルムの貼付が困難な部位／ウレタンや焼付塗装で強度を持たせたい場合などに便利です。

リムカラーのご案内は左の画像をくりっくしてください。Rが付いたフィルムで、貼り易く失敗が少ない汎用製品も準備しています。
フルエキの集合管はサイレンサーの反対側が殺風景になりがち、チーム名／車種名／型式などをお好みでマーキングしてみませんか？
ご希望のサイズ／色をお知らせください。弊社標準フォント(欧文／和文)から書体を選んでいただいた場合、高耐候のマーキングフィルムで製作しても1,000円前後で一枚から製作することができます。

作業し易いよう、CB1300SF(SC40 '98)から型紙を取り専用設計しましたが、通常は裏側に巻き込んで余計な部分をカットしてしまいますので、パーツを覆うことができる一回り大きいサイズでラフにカットした物でも、問題なく作業することができます。サイドのアルミ色がブラックになっただけで、サイドビューが引き締まります。

SHOWAのショック、ゴールド部分の高さ102ｍｍ汎用です。
外周の長さまたはショックの直径／高さをお知らせいただければ、他車種用も指定寸法で製作します。
※この商品にSHOWAのロゴステッカーは含まれていません。

(　)内は型紙を取った車輌の年式や製造番号を記載しています。
CB1300SF(SC40) は、'98以降のSC40でのマッチングに問題がないとの連絡をいただいています。
CB1300SB（SC54)は、同年式のCB1300SFでのマッチングに問題がないとの連絡をいただいています。
何れの場合も画像を参考に、少なくとも形状が一致することをご確認のうえご注文ください。また、CB400などはHONDAのエンブレムが無い物や、セパハン用にハンドルクランプ取付穴を開けずにといったご注文も過去にありましたので、そのようなご希望がありましたらご注文時にお知らせください。
他車種での製作もご相談に応じています。

大型の調度品や事務用機器などの場合は、イメージ違いを少しでも防ぐために、実機をデジタルカメラで撮影し、DTPソフト上ではめ込み合成をしてイメージ確認をしていただくこともできます。お気軽にご相談ください。

電脳工房では、お客さまからのご依頼により、フルカラープリントやこのDI-NOC(ダイノック)を使用し、さまざまなラッピングを行っています。
・旅館に設置する自動販売機に木目調、近代的なビル設置する自販機にメタル調フィルムを全貼り
・その土地の名勝地をフルカラーで出力し自動販売機に全貼り
・旧車(クラウンやセドリックなど)のサイドに貼られている木目調フィルムの復元(メーカーパーツ欠品)
・車のボンネットをカーボン調フィルムで全貼り　など

サンドブラスト／再メッキ／再塗装／バフがけ、劣化したパーツの補修やイメージチェンジの方法は色々ありますが、カッティングシートでラッピングしてしまうのも一つの手です。
カッティングシートというのは通称で、一般的に屋外標準使用期間3年とされているグレードの商品、現在は同じ中川ケミカルの上位グレード商品のタフカルやNOCSを始め、３Mのスコッチカルほか、ニチカラー／リベルタ／タックペイント／ダイナカルほか、屋外標準使用期間5年を越え、中には10年という商品もありますので、風雨にさらされるような場所へは、それらの商品をお使いになった方が賢明です。
更に、３MのDI-NOC(ダイノック)などの商品は、屋内外の装飾に使われているもので、普通のパネルを代理石彫に見せたり、コンパネに欅調のフィルムを貼ってそれと見せたりするなど、多種多様な柄があり面白く、加えてフィルムの厚みがあり耐摩性も高いため、擦れたりぶつかったりし易いバイク／車／機械工具類には最適とも言えます。

屋外使用に適した商品にはウェザーマークが付けられています。
表示の価格は1m角で、商品自体は1.2m幅がありますので、1mあたりの定価は表示価格の1.2倍、そこからのお値引き価格になります。

車のパネル／グリル／バンパー／ドアミラー、バイクのミラー／チェーンガード／サイドカバー／トップブリッジほか各種パーツ類。
家電製品／パソコン関連機器／携帯電話など、化粧直しだけでなく保護も兼ねて。
見渡してみると使えそうなところって、結構あちこちにありませんか？