サンドブラスト 必需&あると便利な小道具
電脳工房
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サンドブラスト(製作)
一通りの機器が揃い、メディアをセットすればサンドブラストは「できて」しまいます。でも、本当に快適に作業をするためには、ほかにも様々な小道具が必要です。
サンドブラストは長年やっているうちに、自分なりの「使い勝手」を求めて様々な改良や便利な小道具を製作する方がいて、作家のかたや趣味でやっているかた、あるいは工業用途で運用しているかたたちの「道具」を見ると、ビックリさせられることが多々あります。
このページでは、必ず揃えておきたい物から使い勝手を良くする物まで、電脳工房なりに準備していった物から、先人の工夫や知恵を掲載していきたいと思います。挙げていくとキリが無いので優先順位の高い物から追々ということになると思いますが、活用の参考にしてください。
大型機専用
10ガロン・5ガロンタイプの SBDシリーズ 標準添付の漏斗に適合するふるいは、NETSHOPで取り扱っています。
メディアの投入と異物除去が同時に行えるので、作業効率は格段にあがり、その便利さは特筆ものです。
サンドブラスト 大型機専用漏斗+ふるい
サンドブラスト ふるい
必需品
何はなくとも先ずは漏斗とふるいです。
サンドブラストをすると、剥がれた塗装の塊/マスキングしたフィルム/接着剤やコーキングなど、様々な物がメディアに混入します。中には何でこんな物が?と思う物もありますが、定期的に出来るだけ目が細かいふるいにかけてこれらを除去、特に直圧式はバルブやノズル詰まりの原因になりますので、メディアセット時に必ず行います。漏斗は言うまでもありません。
必需品
キャビネットの掃除やこぼれたメディアの回収にはハケを使います。また、小型のよく出回っているキャビネットは、底部分の角度が浅いためメディアがきちんと循環しませんので、網を取ってしまいハケで時々寄せながら作業をすることが常です。
塗装用のハケは塗料を良く含むようにふわふわしていて柔らかく、おまけに毛が抜けやすいうえに粉ふるいも通過してしまうのであまり向きません。毛足が長めで剛毛気味の「トタン塗装用」のハケなどが経験上扱い勝手が良いです。ホウキのような硬さをイメージして選べば間違いないです。
サンドブラスト ハケ
改良型のふるいと漏斗一体型タイプは製作も承っていましたが、頒布会終了に併せ終売とさせていただきました。
改良型
ふるいと言っても様々な種類がありますが、電脳工房では台所用品ではなく、お菓子作りの機器コーナーにある直径12cm程度の小型の粉ふるいを使っています。
漏斗と粉ふるいは臨機応変に使えるよう、それぞれ単独で使用できる物のほか、画像のようにドッキングさせた物も準備、これが実に使い勝手が良いので、作り方を紹介しておきます。
材料は百均にある210円商品の粉ふるいと、同105円商品のステンレス漏斗、何れも接する部分はステンレスなので、ステンレス用ハンダとフラックスを準備、繋げた時に粉ふるいの方がやや大きいため、隙間を埋めるために電源コードを用意します。電源コードは被服を剥いで中の銅線だけを撚って使います。
撚った銅線を隙間にグルっと回し、ハンダで固定します。最初に3〜4カ所仮止めをしてから一気に流し込むようにしますが、多少のアラがあっても深追いは禁物、表面にしみ出して粉ふるいの目に入って潰してしまいますから。
銅線を数センチに切って数カ所固定し、ホットボンドなどで充填しても良いと思います。幸い手元にステンドグラス用の太いハンダ棒があったのでシッカリ埋めていますが、電子部品用の細い物ではあれよあれよと言う間に無くなっていきますので。
できればメディア毎に製作、せめて研磨用のメディアと仕上用のガラスビーズくらいは分けて使うようにしましょう。
サンドブラスト 漏斗+ふるい
サンドブラスト 漏斗+ふるい