こんあ
準備するもの
石刷りをする紙と固定する為のマスキングテープなど(和紙のアプリケーションなど、弱粘着で貼付できる物も便利です。)
HBの鉛筆(あっという間に芯が減っていくため、容易に折れない範囲で、少し長めにしておいた方が作業が楽になります。)
作業の要領
鉛筆を充分に寝かせてワイパーのように擦りながら動かします。最初からあまり強く擦らず、角度を変えながら数回行うことで刷り残しがない綺麗な石刷りになります。
鉛筆の先端というよりも、側面(芯の胴部分)で擦るイメージです。
角部分が綺麗に出ない場合は、鉛筆の側面を角に押しつけるようにすることで、より正確な石刷りになります。このとき、紙を破かないように気をつけてください。
綺麗に出ない部分は、あとでその部分を別に刷って(位置関係が解るように周囲も大きめに)添付してください。また、そういう部分や微妙なニュアンスは、デジタルカメラで撮影した画像等があるとより忠実に再現できる場合がありますので、可能でしたら添付してください
角があまりにもなだらかな場合や、立体の段差が少ない場合は石刷りが上手に取れないことがあります。このような時にはデジタルカメラで撮影した画像を元に製作をすることになりますが、カメラの特性による歪みや撮影時の大きさの相違などで100%再現することは困難です。少しでも精度を上げるためには、かすかな石刷りでも活用することがありますので、念のため作業いただくことに越したことはありません。
コンピュータ・カッティング関連 「平面的な物の再生・複製」
CB1300SF エンブレム 石擦り
電脳工房
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平面的な物といっても状態は様々です。
(1) 現物が貼付せずにお手元にある場合
(2) 平面に貼付済みだけれどスキャナで取り込むことができる場合
(3) 貼付済みだけれど剥離が可能な場合
(4) 貼付済みでなおかつ剥離もスキャナでの取り込みも不可能な場合
それぞれについて順に説明します。

(1) 現物が貼付せずにお手元にある場合とほぼ同様の取扱になります。
(3) 貼付済みだけれど剥離が可能な場合
剥離した以降は (1) 現物が貼付せずにお手元にある場合とほぼ同様の取扱になりますので、ここでは剥離する際のコツだけ説明をします。
ステッカーやシールには様々な素材が使われていますが、何れもドライヤーなどで暖め、接着剤をゆるくして剥離することが一般的です。ドライヤーなどの電気製品が使用できる環境に無い場合は熱湯をかけるなどします。
(1) 暖める際にはステッカーやシールを暖めるというよりも、貼付先全体に暖めるようにしてください。
(2) スクラパーやカッターを使用する場合、とっかかりとして角をめくる程度に留め、やむをえず使用する場合は素材によって水やIPA(イソ・プロピル・アルコール)を使用することにより剥がしやすく、キズが付きにくくなります。貼付面から剥がし取るというよりも、貼付面とステッカやシールの間に刃を入れて、接着剤を切るようなイメージになり、剥離した面に刃がくっつかないという点からも、水やIPA(イソ・プロピル・アルコール)を吹き付けながらの作業は効果的です。
(3) 糊残りは専用のケミカルのほか、IPA(イソ・プロピル・アルコール)、ネイル用除光液などが使える場合もあり、電脳工房では主としてIPA(イソ・プロピル・アルコール)を使用しています。使用に際しては目立たない所で障害が無いことを充分確認し、最後に必ず水洗いや水拭きをして完全に除去してください。
(4) 塩ビ素材など熱により伸びてしまう物は、一旦しっかり暖めてから暫く時間を置き、貼付先の余熱を利用して剥がすようにしますが、伸びてしまうと正確なデータが取れなくなってしまうため、運送が可能なサイズの物はお送りいただいたほうが懸命です。
何れの場合も「ゆっくり・ていねいに」作業をしてください。
運送が不可能なもので剥離に不安がある・作業が難航した場合などは、無理をせず (4) 貼付済みでなおかつ剥離もスキャナでの取り込みも不可能な場合 も検討してください

(4) 貼付済みでなおかつ剥離もスキャナでの取り込みも不可能な場合
このようなケースでは、デジタルカメラを活用することになります。
(1) 現物が貼付せずにお手元にある場合
平面的な物から再生・複製
CB1300SF エンブレム 石擦り 設計
(2) 平面に貼付済みだけれどスキャナで取り込むことができる場合
 
 
和文フォント
欧文フォント
現物がお手元にある場合は難しいことはありません。原寸大でスキャナで取り込んで(150dpi:大きめの物〜600dpi:細かい物 以上)でメールに添付してください。
大きい物を分割して取り込む場合は、つなぎ目に重なりができるように取り込んでください。また、直線や曲線で構成されたデータで、つなぎ目が判断しにくい物は、位置合せ用の目印を付けてから取り込んでいただくと、正確に再現することができます。
スキャナでの取り込み環境が無い場合、スキャナの特性や電脳工房とお客さまの表示環境の違いから、色の再現が困難な場合、より厳密な色合せを要する場合は元本を送っていただくことになりますが、郵送事故などの観点から宅配便や書留など記録扱いにすることをおすすめします。
電脳工房ではどのような手段で送っていただいてもかまいませんが、運送会社に起因する障害はその責を負いかねますのでご了承下さい。また、仕上がった製品を発送する際は、お客さまのご意向に沿うようにいたしますが、発送以降の取扱も同様とさせていただきます。
原寸大の物が無い場合でも、縮小・拡大によりご希望のサイズに調整することができますのでお気軽にご相談ください。拡大・縮小は原則として等比率で行いますので、長辺サイズでご指定ください
近在のお客さまは、お持ち込み(別途作業料が掛かります)や出張(別途出張費並びに作業料が掛かります)での作業も承ります。画像・おおよそのサイズ・(出張施工の場合は)出張先をご連絡いただければ、おおよその金額を算出し折り返しお知らせします。
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凹凸がある物はこんな方法でも:作業の手順 (石刷りのコツ)