草花を中心に女性らしく優しいデザインが得意な作家さんです。日々サンドブラスターと向き合って実直な製作をしている方なので、込み入ったデザインなどは安心してお任せできます。
電脳工房ではご希望によって複数軒ある協力店さまや作家さんと連携をとり、お客さまの多彩なニーズに応えていきます。
こちらは、手書きイラストから製作した例です。
気をつけていただきたいのは、デニムアートの場合は「白い紙に紺のインクで描く」のではなく、「紺の紙に白いインクで描く」イメージになります。ですからこのイラストの線を太くしてそのまま施工すると、白目を剥いたカッパになってしまいます。
初めてのお客さまだったので、アウトラインをトレース、ジーンズ画像へのはめ込み合成を行い、数パターンを作成して選んでいただきました。
実際には質感や合成での限界がありますのでドンピシャリとはいきませんが、文章での注釈も含めてできるだけイメージが沸くようにしました。
このような加工作業は見掛け以上に手間が掛かるもので実費が発生します。
線の太さや紺(生地色)と脱色部分を明確にしていただくと、ご自身でもイメージが沸きやすいと思います。面積が広い塗りつぶしは斜線などでも構いませんので、できるだけご希望のイメージに近い状態でイラストを描いていただけると費用も納期も抑えられます。
松本市内の協力店、ガラスアート工房を主宰し、その方面では大活躍されている先生が、春先に受講されて以来、ガラスアートの合間を縫ってはコツコツと製作してきた作品です。
上は初期の頃に挑戦したランチョマットと、最近製作したコースター。デニムですが藍染めにも似た雰囲気を出しています。
花びらの表現も見違えるくらい上手に。基本ができていたとはいえ、僅かな時間と作業であっと言う間にマスターされました。
受講生の作品
フリーランスのデザイナーさん、ロゴやキャラクター作りが好きなかたのと連携も積極的に取り組んでいます。
加工面でのバックアップやブランド化はもちろんのこと、デニムアートに適したデザインを掲示、目に留まったお客さんに所定のデザイン料を戴いての製作、図案の買取りなど「これから」が沢山あります。興味がある方はぜひお声がけください。
ご自分のデザインをデニムアートしませんか?
Step.1 図案と大きさ・位置を決めます。
Step.2 @〜Dの順を追ってマスキングを剥がしてブラストしていきます。
この時、経験上一番肝心なのは、「デニムの元の色が解るようにしておく」ということで、養生する際にどこか一カ所のぞき窓を作っておくと便利です。作業が進むにつれて濃淡の加減がわかりにくくなり、B〜Cを作業するあたりになると、元の色との区別が付きにくくなるため、必要以上にブラストしてしまったり、ブラストが足りずに濃淡がはっきりしなくなりがちだからです。
「元の色に対してどの程度薄くしたか」を比較できることは非常に重要です。
ブラストするにあたり、Eのように特に重要なぼかし部分をチェックしておくことも肝心です。
部品単位で作業をしていると、つい全体像が意識の外に追いやられがちです。作業の合間に時々見ては、ぼかしを入れる場所、毛並みの向きなどをチェックし、ブラストする方向や濃淡を表現していきましょう。
左の画像は
場所ごとの濃さを変える
その濃さの中でさらに濃淡を付けて立体感をつける
輪郭のぼかしを要所に入れてしなやかな印象をつくる
というStep.5までの技法に加えて
たとえば口元のヒゲは周囲と馴染んでしまって「剛毛」感が無くなりがちなのでメリハリを付けたいとか、縞模様の部分も同様にクッキリ感を出したいと思うことがあります。
そのような時には
「同じ濃さの部分のマスキングを順に剥がしてブラストしていく」という方法を用います。
ヒゲや牙などの真っ白くしたい部分は一番最初に剥がす。
デニムの素材色を残したい縞模様の部分は、ブラストされないように最後までマスキングを剥がさない。
といった具合に、薄くする部分→濃くする部分の順にマスキングを剥がしていき、それぞれについて濃淡を出していきます。
技術的なご相談・ご質問・支援は、弊社サポートプログラムをご利用ください。
入会金 5,400円
※直圧式サンドブラスター/集塵器/キャビネット等をお買い求めくださったお客さまは無料
サポート料 4,320円/月払い 19,440円/半年分一括払い (毎月15日更新)
オーダーメイド/DIY支援/機材導入支援 ご相談大歓迎です!
デニムに家紋や開運干支梵字を使うと、ちょっと面白い雰囲気になります。
デニムアートは画像のような濃淡がハッキリした仕上げのほかに
ブラストの際に強弱をつけてムラを出し、より印刷などとは異なる自然な感じを強調する。
一旦輪郭をハッキリさせておき、マスキングパターンを剥がしてノズル先端を少しだけ遠ざけ、輪郭をなぞるようにしてぼかす。
全面または部分的に粗いメディアを使ってダメージ感を出す
そのほか、さまざまな工夫や組み合わせで、より個性的な作品を作ることができます。
反面、これらは「感性」や「感覚」により受ける印象が大きく変わりますので、電脳工房での一般的な加工は濃淡二値のメリハリがあるものを標準とし、オンラインでオーダーをお受けする場合にはそのような仕上がりになります。ご希望があればムラを出しての仕上げも行いますが、途中何度か経過画像をご覧になっていただき、指示をいただくこともありますのでご了承ください。
また、近在の方はお越しいただければ、日程を合わせて作業に立ち会っていただき、その場で指示をいただきながら、よりご希望に近い加工を行うようにしていますのでご相談ください。
※サンドブラスト用のマスキングパターンをコンピュータカッティングでという方も多いため、タイムレンタルでご利用のお客さまにはカッティング料金を格安で提供するようにしています。(30〜50%OFF)
タイムレンタル時間中ではリスクが多く、また、通常業務との兼ね合いで間際でのオーダーはお受けすることができない場合もありますので、少し早めにお申し付けください。なお、事前にご連絡のうえお越しいただければ、画面を見ながら打ち合わせ・設計することができますので、よりイメージに近いサイズやデザインに仕上げられると思います。
こちらも時間外での対応も可能な限りしています。仕事が終わったあとに「今日はどうですか?」と、お気軽にご相談ください。
※2009年01月15日までの間、デニムアートでサンドブラスター タイムレンタルをご利用のお客さまは、全てのタイムレンタル料金を30%OFFにさせていただきます。ただし、製作過程の様子や作品の画像を使用させていただく場合もありますのでご了承ください。(ホームページやカタログ・パンフレット等に掲載する場合は、事前に使用画像を提出して承諾をいただきますのでご安心ください。)
デニムアート
タイムレンタルで標準セットされているメディアを使って加工した場合、生地や糸へのダメージはほとんど無く、ブリーチで色抜きをしたような仕上がりです。通常の擦れによる色落ち、デニムの「味」とも言えるそれを人工的に意図して行うものなので、最小限のダメージで加工ができ、電脳工房でオーダーを受けた場合も、特別な指定が無い限りこちらのメディアで作業をします。
一方で生地を荒らして味を出したいというニーズもあり、そういう時にはもっと粗いメディアを使い、圧力を若干上げて作業をします。その気になれば穴も開けられるのですが、通常は表に出ている糸をボロボロにし、裏の白っぽい糸を残すようにブラストし、使用や洗濯による自然なダメージが出るようにした方が良い結果が生まれます。
デニムでアートしよう! お気に入りの一点を作っちゃおう!
製作・加工の際は、画像のように養生をして加工部分以外へのメディアや粉塵の飛散を防ぐように心がけています。
しかし、デニム生地は目が粗いうえに、高圧の直圧式を使用しての加工になりますので、生地の目を通って特に粉塵が内部に入り込んでしまいます。
加工後はお客さまによる洗濯が必須になり、特に内側に起毛やムートンがあるもの、装飾に革が使われている物などは自家洗濯ができずにクリーニングでという物もあるかと思いますのでご注意ください。
お問合せ・ご注文の際は、必ず ご住所・お名前・連絡先電話番号を明記くださいますよう、お願い申し上げます。
気持ちが動いてしまったあなたに、デニムアートの手順やステップアップ方法を簡単に解説します。ガラスアートで段彫りをした事がある方でしたら非常に入りやすい素材だとも言えます。
Step.1 まずはデニムの財布やテーブルクロスなどの小物に、ワンポイントを入れることから始めてみましょう。
Step.2 ジーンズのポケット部分のワンポイント、そして全面ロゴなどに挑戦。
Step.3 大きめの物、細かいものなどいろいろな種類の物を、「濃淡はっきりした図案」で製作してみます。
Step.4 Step.3で「狙った色合いを均一に表現」できるようになったら、圧力・距離・ノズル・ブラスト時間などを加減しながら狙い通りの濃淡が表現できるようにしてみます。
Step.5 ここまでくると表現の幅が随分広がっていきます。濃淡はっきりしていた物にハイライトを入れてみたりムラを使って立体感を表現します。濃淡をはっきりさせておき、輪郭部分をボカすだけでも雰囲気は随分変わってきます。ネット上で画像を検索してご覧になってみてください、大抵の「作品」はこのくらいの表現手法で非常に見栄えが良い仕上がりになっていることと思います。
更に上の技法として
最初に書きました「段彫り」と同様の手法を使います。
著作権や商標などに抵触する物は製作はお受けできませが、承諾の有無や正規代理店などで使用可能な範疇にあっても、電脳工房ではそれを確認することができませんので、オーダーいただいた物は、お客さまの責任においてクリアされていると見なし、作業をすすめますのでご注意ください。
各ページへは左のメニューをクリックして移動、カタログダウンロードは画像をクリックしてください
デニムアート ステップアップガイド
ジーンズやGジャン、シンプルな着こなしも素敵だけれど、自分だけの一点っていかがですか?
サンドブラストのメディアを変えると、スッキリ綺麗な色抜き、生地荒らし(ダメージ)など、さまざまな表現ができます。
ボカしたり濃淡をつけてナチュラルな感じにしたり。
オーダーメイドはもちろんのこと、DIYで拘ってみたいかた(サンドブラスター タイムレンタルをご利用ください。)も工房をあげてお手伝いします。
デニムが本気で好きなかた、デニムアートで趣味と実益を兼ねた職人を目指してみたいかたは、どうぞお気軽にご相談ください。施設やサンドブラスターのご利用に際し、特別な「応援価格」でバックアップします。
デニムアートした一点物、ちょっと素敵ではないですか?
一昔前に比べ、デニムもお洒落なデザインや装飾を施した物が沢山並ぶようになりました。もちろん中には大きくキャラクターなどがプリントされている物や、既製で脱色されている物などもあります。
加工もブリーチ(脱色)/軽石を使ったストーンウォッシュ/グラインダーでの荒らし/ナイフなどでカットして洗濯をして解れさせるダメージなど、様々な技法で個性的な物が製作・販売されています。
でも、「自分デザインの一点物」って目にすることは少なく、真っ先に思い浮かべるのはシルクスクリーン印刷やラバーマーキング(ラバープリント)といった従来技法だと思います。デニムの素材感を活かしたデニムアート、お気に入りの一点を作ってみませんか?
60mm角以下 1,728円 / 120mm角以下 2,592円 / A4サイズ以下 4,320円 / A3サイズ以下 6,696円
※ たとえば120mm×30mmのような場合は60mm角以下の料金を適用します。(施工箇所が飛ばずに一カ所の場合、通常は上記サイズに相当する面積で割り出し、近似する価格帯を選択します。)
※ 文字や比較的単純な図形を前提にした価格で、写真/複雑な図形/ボカシやダメージなどは別途料金が発生します.。
※ ご希望によりデザインからお請けする事もできますが、別途料金が発生します。
加工料金の目安